こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です
先日アメリカは、トランス脂肪酸を2018年までに全面撤廃する、ということを発表しました。
トランス脂肪酸は、水素添加されている不飽和脂肪酸の一種です。
天然のものもありますが、ほとんどのものは水素添加することによって作られた、人工的な油です。その構造は、プラスティックによく似ていると言われています。
トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングに含まれています。
ショートニングは、市販のケーキ、アイスクリームなどのお菓子や食パン、ピザ、コーヒークリーム、カレーやシチューのルウなどに使われています。
また外食産業の油にも使われているため、からあげやフライドポテトなどにも使われています
アメリカの報告では、トランス脂肪酸の過剰な摂取はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増加して、肥満や糖尿病、動脈硬化に心臓疾患のリスクを高めるといわれ、また2014年11月には米国で記憶力が低下する傾向があるとの研究結果も発表されました。
トランス脂肪酸は総摂取量を、摂取カロリーの1%未満にするよう勧められていますが、日本人の1日の平均摂取量が0.3~0.6%と言われています。しかし、上記のような食品をよく食べる方は、注意が必要です。
日本では国が規制してくれないので、自分で気をつけるしかありません。
表示もあいまいで分かりづらいのですが、ショートニングとマーガリンは、摂取を控えるよう気をつけた方がいいですね!