一般歯科GENERAL
むし歯治療
当院では削らないむし歯治療「ドックスベストセメント治療」を行っております。これはむし歯を残し、そこにセメントを詰める治療法です。ミネラル豊富なセメントの成分が歯の中の菌を殺して再石灰化し、自然に治癒へと導く“夢の治療法”として近年注目を集めています。
ドックスベストセメントのメリット
- 歯をあまり削らないので治療の痛みが少ない
- 神経に近い大きなむし歯も、神経を取らずに治療可能
- 治療後に歯の内部からむし歯になりにくい
治療方法
- STEP1むし歯の範囲が見えるように歯の表面を少し削る。
- STEP2むし歯を残したまま、むし歯の上にドックスベストセメントを詰める。ドックスベストセメントは殺菌作用を持ち、ミネラルの補給力に優れた素材です。
- STEP3詰め物をして終了
ドックスベストセメントQ&A
Q むし歯を残しても大丈夫ですか?
→ドックスベストセメントの成分は、むし歯の原因菌を殺し、無毒化します。また、ミネラルによってむし歯を自然治癒させる効果を持ち、その効果は永続的に続きます。
Q どんなむし歯でも治せますか?
→ズキズキ痛む症状の強いむし歯に関しては、適応ではありません。
Q 保険治療はできますか?
→アメリカ発の特殊な治療法で、まだ国内での認可が受けられていません。詰め物の種類によって治療費が異なりますので、ご希望の方はご相談ください。
Q 安全性は大丈夫ですか?
→治療後10年経っても神経には異常が見当たらないという臨床報告が多くあります。これは従来の治療法とは比較にならないほどの好結果といえます。
予防治療
これまでは「むし歯になったら」「歯茎が腫れたら」など何らかの症状が出たら歯医者に行くという方が多かったのですが、近年では「むし歯や歯周病にならないように歯医者に通う」という「予防治療」の考えが広く普及してきました。
毎日の歯磨き、フロスや歯間ブラシといったお手入れだけでは十分にケアができていない箇所があります。歯周病は痛みや腫れなどの自覚症状が出ないまま進行していくことが多いため、自分で発見するのは難しいものです。そこで重要になってくるのがお口の定期健診。
定期健診では歯や歯茎の状態を調べ、むし歯や歯周病の有無を丁寧に見ていきます。一人ひとりのお口の状態にあったブラッシング指導で、磨き残しの癖の改善などにつなげます。
さらに歯を強化し、歯の再石灰化作用を促すフッ素塗布も行っています。
ぜひ3カ月に一度は定期検診を受け、お口の中のメンテナンスを行うようにしましょう。
歯周病治療
以下の項目でひとつでもチェックのある方は歯周病の可能性があります。早めに当院にご相談ください。
- 朝起きたときに口の中がネバネバする
- 自身の口臭が気になる
- 歯茎から出血がある
- かたいものが噛めない
従来の歯周病治療といえば、歯石除去と歯みがきの指導などが中心でしたが、最近では薬で治す「歯周内科」も注目を集めており、当院でも取り組んでいます。
歯周内科治療の方法
- 位相差顕微鏡での菌の確認
- 細菌の除去、薬剤の内服
- カビの除去薬剤、あるいはカビ取り歯みがき剤での歯みがき
- 除去後の歯石取り
歯周内科治療の注意点
- 歯周病は細菌による感染症です。再感染しないように気をつけましょう。
- 歯周病菌に感染されないよう、口内を清潔に保ちましょう。
- 口内が歯周病菌に再感染していないか、あるいは再び感染しやすい環境になっていないか、顕微鏡による定期検診を受けるようにしましょう。3カ月に一度定期的なメンテナンスが効果的です。