こんにちは、新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。

今日の午前中は、佐賀県鳥栖市のなりとみ歯科さんの見学に行かせていただきました。
畑の中にポツンとある、一見レストランのような素敵な洋館にまずは驚きましたが、スタッフそして成富先生の対応がすばらしく、いろいろなことをたくさん学ばせていただきました。
学んだことを早速医院に還元できるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、今日は、グラグラの乳歯を抜いた方がいいのか?そのタイミングは?についてお話しします。

もしグラグラの歯をご自身で抜きたい、という場合は、今にも抜けそうなプラプラの場合なら、可能なことが多いです。
グラグラし始めたくらいでは難しいです。
そして、前歯はほぼいけると思いますが、奥歯はグラグラでも頑丈な場合が多いので、おすすめしません。
糸で結ぶなり、ガーゼで包んだりペンチのようなものを使ったりして、すべらないようにして抜くのおがおすすめです。
その際もちろん出血もしますが、5分くらい清潔なガーゼを噛んでいれば、すぐに血止まります。
抜く一瞬だけ痛いですが、もしきちんと把持出来ずすべってしまうと、何度も痛い思いをすることになるので、デリケートなお子様にはおすすめしません。
病院で抜くことをお勧めします。

病院に行ってでも早く抜いた方がいいのは、痛くて食事がしづらい場合や、抜けていないのに横から永久歯がみえて来ている場合です。
特に抜けていないのに横から歯がみえている場合というのは、永久歯が乳歯に邪魔されて変な方向から萌え出しているということなので、早く抜いてあげるべきです。
この場合はもちろん麻酔をして、痛みのないよう抜歯します。

少しグラグラし始めてから実際に抜けるまでは、結構時間もかかります。
またさらに、抜けてから生えて来るまでに時間がかかることはよくあり、”1年経つんですけどまだ生えないんです!”と来院されることもよくあります。

これまでには、”グラグラしてたから自分で抜いた!”なんていう強者のお子さんもいらっしゃいましたが、自分で抜く場合は、くれぐれも無理せず、ダメであれば早々に諦めて来院されることお勧めします。
医院では痛みなく抜くことが可能ですが、最初に抜こうとした時のトラウマで歯医者さん嫌いになってしまうとかわいそうなので。。