こんにちは、新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。
今日はどんより、暗い空です。
早く春の装いに切り替えたいですが、人目が気になりながらも、まだまだムートンブーツが手放せません。
さて、さくら歯科ではホワイトニングを行っていますが、時々、患者様に質問されます。
“ホワイトニングで歯が弱くなったり、痛んだりしないんですか?”
答は、ノーです。
虫歯の初期の状態を、”脱灰”といい、歯が白濁するのですが、これと同じ機序で白くなるのでは、と、歯科医でも最初は疑う人がいたようです。
そもそもホームホワイトニングに使用される過酸化尿素という薬剤は、歯周病の薬として、就寝時にマウスピースの中に入れて使っていたものでしたが、歯が白くなったことから、ホワイトニングの効果が発見されました。
歯が白くなる機序は、歯のカルシウムやリンなどをどんどん取り去ってしまう脱灰というメカニズムではありません。
歯の表面や内部にある着色物質の分子鎖を小さく分解していくことによって、歯が白くなるのです。
ホワイトニングを1度行って白くなった後、1年2年してくると、まただんだん色の濃いものを飲食することにより元の色に近づいて行きますが、リタッチは、ホームホワイトニングで1週間(薬剤1本分)、オフィスホワイトニングで1回で充分白くなります。
白い歯を保つためには、1,2年に1回くらいリタッチホワイトニングを行い、メンテナンンスを行うのがおすすめです。