キシリトールは、糖アルコールの一種で、白樺やカシ、トウモロコシなどを原料として出来ます。

よくスーパーなどでキシリトール入りのガムやタブレット、飴などをみかけますが、どういうものを選べばよいか、ご存じですか?

結果からいうと、キシリトール製品を購入されるなら、キシリトール100%のものがよいです

キシリトールの一番の利点は、虫歯の原因にならないことです。

虫歯菌は砂糖により酸を産生し、それが歯を溶かしてていきますが、キシリトールにはこの酸産生能がありません。

そのため虫歯の原因とならないのです。

では、キシリトール100%じゃないものは、他の甘味料として何が入っているのかというと、砂糖や還元水飴が入っていたり(これはもちろん虫歯の原因になるので意味がないです)、アスパルテームやサッカリンなどの人口甘味料です。

人口甘味料は、以前にもお話しましたが、動物実験で、成長の遅れ、赤血球の減少、甲状腺の働きの衰え、マグネシウムとリンの欠乏、肝臓・脳の肥大、肝臓細胞異常、卵巣収縮、白内障の可能性が高まる、などの報告があり、虫歯にはならないけど、健康という点からいうといかがなものでしょう。

ちなみにこの人口甘味料はカロリーゼロ飲料や食品に使われており、砂糖の600倍の甘さがあるため少量で甘味を感じることが出来、非常に安価なため、巷のお菓子にも原材料を確認すると、結構使われています。
トクホの商品にも使われています。

・・・ちょっと脱線しましたが、キシリトールの使い方として、

食事の後に必ずかむ
寝る前に必ずかむ
長時間かむ

というのもポイントです。

キシリトールは、食後にかむと唾液のPHを早く元に戻してくれるので、歯が酸にさらされる時間が短くなるからです。

その他、キシリトールを毎日かみ続けていると、虫歯菌も減少します。

従来の、適切な食習慣・丁寧な歯ブラシ・フッ素の使用という予防法に加え、キシリトールを上手に使うことによって、虫歯を防ぎましょう!!

ちなみに・・・、犬には玉ねぎと同じように、キシリトールは毒なので、間違って食べないように気を付けてくださいね!
亡くなることもあるそうです。