こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。
明日からいよいよ連休に入ります。
“ちょっとしみるから、ひどくはないんだけど連休中に痛くなったら困るから”
“義歯の調子が少しだけおかしいんだけど、連休中に当たりだすと困るから”
と、早めにみなさん来られてます。
4日間休診になりますので、不自由をおかけいたしますが、不調を感じられた方は是非本日中にご連絡をください!
さて、今日は歯石についてのお話しです。
歯石がつくとよくない、という話はよく聞かれると思いますが、なぜでしょう?
歯石とは、歯垢(プラーク)という、口の中の細菌と食べかすから構成される口の中の汚れが、唾液によって石灰化され、硬くなったものです。
歯石がついていると、歯ぐきが腫れたり、また口臭の原因にもなります。
ブラッシングや歯間清掃器具(フロスや歯間ブラシ)の状態により、また唾液の量や性質により、歯石のつきやすさは変わって来ます。
基本的には清掃をきちんとしていれば歯石はほとんどつかないですが、細かい歯と歯の間や歯ぐきとの境目や、唾液腺の開口部である舌の前歯の裏側、上の奥歯の外側などには、ほとんどの方がついていると言っても過言ではないでしょう。
大昔の人は歯石取りなどしなかったはずなのに、ほんとうに必要なのか?とおっしゃる方もいました。
現代は、大昔とは食生活が全然違います。
肉と野菜だけを食べる原住民食を実践してらっしゃる方は別ですが、精製した米や砂糖、小麦などを毎日口にしている現代人は、歯磨きや歯石とりをしないと、口の中にべたべたした汚れ(プラク・歯垢)がたまって、歯ぐきが腫れてしまうのです。
繊維や硬いものが多かった大昔では、食事しながら繊維質のものが同時に掃除もしてくれていました。
歯石は硬くて自分で取るのは無理なので、やはり定期的に歯科医院で取ってもらう、ということになります。
歯ぐきが腫れたり、口臭の予防に、定期的な歯石取りをしましょう!