新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です
梅雨の時期ですね
雨が続いて、じめじめしています
物も腐りやすく、体調だって、なんだかじめじめ・・・。
こんな時期には、どんな食事をしたらいいんでしょうか?
‘薬膳’の陰陽について、ご存じですか?
中国の陰陽五行説(世の中のすべてのものは陰と陽によって構成されるという考え方)に基づく考え方で、陰=鎮静・冷え、陽=活動・熱というイメージです。
体が陰の時は陽の性質をもつ食材を、逆に体が陽のときは陰の食材で補い、身体のバランスを整えます。
また、季節ごとの旬の食材にはそれぞれ、その季節の環境に合わせて体調を調える性質があります。
今は年中食べられる物が多いですが、旬のものは美味しいだけでなく、体調も整えてくれるのです。
梅雨の時期は、’脾’という消化器系の総称と深くかかわりがあり、梅雨時には胃腸病や湿気にまつわる皮膚疾患などの不快な症状が多発しやすい時期です。
次のような食材を食べて、体調を調えましょう。
・発汗作用のあるもの・・・体表から邪気(悪いもの)を追い払う
しそ、しょうが、ねぎ、香菜、シナモン、トウチ
・芳香性のあるもの・・・湿気を取り除く、胃腸機能を更新
山椒、陳皮(みかんの皮)、しそ、フェンネル、香菜、ジャスミンなど
・脾の機能を高める・・・消火吸収を高め、胃腸機能を調える
とうもろこし、ハトムギ、あずき、空豆、かぼちゃ、さつまいも、スズキ、鯉など
・利尿作用のあるもの
むくみ解消に役立ちますが、体を冷やす作用があるものが多いので、冷えやすい人は控えめに。
冬瓜、あずき、黒豆、金針菜、さくらんぼ、あさり、はまぐり、昆布など
冷たいものや生ものは脾に負担がかかるため、食べ過ぎ注意です。
体調がおかしいと、すぐ薬などに頼りがちですが、もう一度普段食べているものを見直して、健康な食生活を送りましょう